「森の名手名人」の認定

八雲町の千代昇さん、恵庭市の水口清弘さんが、「森の名手・名人」に認定され、2018年11月15日に認定証をお渡ししました。「森の名手・名人」は、国土緑化推進機構などが進める「もりのくに・にっぽん運動」の一環として、森を守り育て、その恵みを暮らしに活かすための優れた知恵や技を受け継ぐ人を認定するもので、道内ではこれまでに45名が認定されています。
千代さんは、八雲の木彫り熊の講師、水口さんは炭焼き・炭窯つくりの名人です。
名人には、「聞き書き甲子園」に参加した高校生が取材に訪れ、そのレポートが全国に向けて発信されます。


第15回「聞き書き」甲子園で優秀作品賞

2017年6月29日、森の名手名人に認定された浦河町の遠山サキさんを取材した神奈川県の高校生の作品が、「聞き書き甲子園」で優秀作品に選ばれました。

「聞き書き甲子園」は、全国から選ばれた100人の高校生が、森・川・海の名人を訪ね、一対一で、その知恵や技(わざ)、ものの考え方や生き方を「聞き書き」し、その成果を発信する活動です。

浦河町の遠山サキさんのところへは、神奈川県の聖ヨゼフ学園高等学校の原田若菜さんが2度取材に訪れ、今回受賞した作品にまとめました。

受賞した作品を紹介します。

若菜さんの作品


「森の名手・名人」認定者の紹介
 国土緑化推進機構が主催する平成26年度「森の名手名人」として、道内から次の4名の方々が認定されました。そのうち、留萌管内小平町で活動する林業グループ「桑園林業親交会」会長の落田勝幸さん(76歳)が、対象部門である加工部門の炭焼き・炭窯づくりの名手名人として認定されました。


【平成26年度森の名手名人認定者(部門別)】

◎森づくり部門(道具の改良)

畠山寿市さん(74歳)雨竜町在住(林業、北海道指導林家)

◎森づくり部門(造林業・造材業)

澤村敏雄さん(85歳)函館市在住(林業、建築業、山丁林業社長、北海道指導林家)

◎加工部門(炭焼き・炭窯づくり)

落田勝幸さん(76歳)小平町在住(製炭業・農業・造林造材業、北海道指導林家)

◎加工部門(組子細工)

木下和幸さん(65歳)北見市在住(建具家具製作、木下建具工芸取締役会長)

落田さんは、59間にわたり小径広葉樹の有効利用に木炭の生産を行っています。イタヤカエデを原木とする落田さんの炭は「小平木炭」の名で販売されており、火力が強く、火が長持ちすることから、地域から高い評価を得ています。また、製炭業の他、造林造材、稲作、畜産(肉牛)を行っており、冬に伐採、夏に炭焼き、春は植林、合間に稲作・畜産といった農林一体的な活動を続けています。落田さんのつくった木炭の品質が高い評価を受け、現在、留萌振興局の特産品として展示されています。昨年11月12日、小平町役場1階応接室において、小平町長・留萌森林室長外の立会のもと、留萌振興局長より森の名手名人認定書の交付伝達式が行われました。

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